「VTECエンジンって、バイクにも搭載されてるのかな? 250ccでVTECのバイクがあったら、街乗りもツーリングも楽しそうだけど…」
そう思っていませんか?
VTECエンジンは、ホンダが開発した革新的な可変バルブタイミング・リフト機構。低回転域では燃費とトルクを、高回転域ではパワーを向上させる、まさに夢のようなエンジンです。
しかし、VTECエンジンは、主に四輪車に搭載されているイメージが強く、250ccバイクに搭載されている例はあまり知られていません。
そこで今回は、VTECエンジンの仕組みから、250ccバイクに搭載された場合のメリット・デメリット、そしてVTECの魅力を味わえるおすすめ車種まで、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、VTECエンジンへの理解が深まり、あなたにぴったりのVTECバイクが見つかるかもしれません。ぜひ最後までお付き合いください!
1. VTECエンジンとは?その仕組みと歴史を解説

VTECの動作原理:低回転と高回転でキャラ変!?
VTEC (Variable valve Timing and lift Electronic Control system) は、ホンダが独自に開発した可変バルブタイミング・リフト機構です。 エンジンの回転数や負荷に応じて、バルブの開閉タイミングとリフト量を電子制御で変化させることで、低回転域では燃費性能とトルクを、高回転域では出力性能を向上させることができます。
簡単に言うと、VTECエンジンは、まるで状況に合わせて変身するエンジンのようなもの。低回転域ではおとなしく燃費重視、高回転域では豹変してパワフルな走りを実現します。
この変身は、吸気バルブの開閉タイミングとリフト量を変化させることで実現しています。
- 低回転時:小さなカムがバルブを駆動し、バルブの開きを小さくすることで、燃費向上に貢献。
- 高回転時:大きなカムに切り替わり、バルブの開きを大きくすることで、より多くの混合気を吸入し、大きな出力を獲得。
このカムの切り替えは油圧制御によって行われ、ECU (Engine Control Unit) がエンジンの回転数や負荷を検知して、最適なタイミングで切り替わるように制御しています。
VTECの歴史:焼き鳥から生まれた!?驚きの誕生秘話
VTECエンジンは、1984年にスタートした「NCE(New Concept Engine)計画」から生まれました。 当時のホンダの研究員たちは、自然吸気エンジンでリッター100馬力を達成するという、高い目標を掲げていました。
その開発の過程で、技術者が焼き鳥屋でねぎまを焼く光景を目にしたことが、VTEC誕生のヒントになったという興味深いエピソードがあります。 回転する焼き鳥の串の中で、ねぎは回らずに肉だけが回ったり、その逆の現象が起きたりする様子を見て、バルブの開閉動作を連想したそうです。
そして、5年の歳月を経て、1989年4月に2代目インテグラに1.6L VTECエンジン(B16A型)が初めて搭載されました。 このエンジンは、最高出力160psを7600rpmという高回転域で達成し、VTECのポテンシャルの高さを世に知らしめました。
VTECの種類:DOHC VTEC、SOHC VTEC、i-VTEC…
VTECエンジンには、いくつかの種類があります。
- DOHC VTEC: 吸気側と排気側の両方にVTEC機構を備え、高出力化に貢献。
- SOHC VTEC: 吸気側のみVTEC機構を備え、燃費性能向上に主眼を置いたもの。
- i-VTEC: 2000年に登場。従来のVTECに加えて、連続可変バルブタイミング機構 (VTC) を備え、よりきめ細かな制御と、さらなる燃費向上を実現。 低回転時に2つある吸気バルブのうちの1つを休止させることで、リーンバーン運転を可能にし、大幅な燃費向上を実現。
- VTEC TURBO: ターボチャージャーと組み合わせたVTEC。高出力と低燃費の両立をさらに高いレベルで実現。
2. VTECエンジン搭載 250ccバイクは存在するのか?

250ccバイクにVTECは搭載されている?
結論から言うと、現在、VTECエンジンを搭載した250ccバイクは販売されていません。
かつて、スズキからバンディット250Vという、VTECに似た機構を持つ「VCエンジン」を搭載した250ccバイクが販売されていました。[65] しかし、現在では生産終了となっています。
なぜ250ccバイクにVTECは少ないのか?
VTECエンジンは、精密な部品が多く、構造が複雑なため、製造コストが高くなる傾向があります。 そのため、価格競争の激しい250ccクラスのバイクに搭載するのは難しいという側面があります。
また、VTECは高回転域での性能向上を目的とした技術であるため、街乗りがメインとなる250ccバイクには、必ずしも必要不可欠な技術とは言えません。
3. VTECの魅力を体感できる!おすすめバイクを紹介

VTECエンジンの魅力を解説
VTECエンジンの最大の魅力は、何と言ってもその刺激的な加速感です。 低回転域では穏やかに、高回転域では力強く、まるで2つの顔を持つエンジンのように、ライダーを魅了します。
また、VTECエンジンは、燃費性能にも優れています。 バルブの開閉を緻密に制御することで、燃焼効率を向上させているため、環境性能にも貢献しています。
おすすめVTEC搭載バイク【排気量別】
VTECエンジンは、様々な排気量のバイクに搭載されています。 ここでは、特におすすめの車種を排気量別に紹介します。
250ccクラス
- 残念ながら、現在VTECを搭載した250ccバイクは存在しません。
400ccクラス
- CB400 SUPER FOUR: VTECを搭載した400ccネイキッドバイクの代表格。[66] HYPER VTEC Revoを搭載し、低回転域から高回転域までスムーズで力強い加速を実現。[67] 初心者からベテランまで、幅広いライダーにおすすめできる一台です。
大型クラス
- VFR800F: HYPER VTECを搭載したスポーツツアラー。 高速道路での快適な走行性能と、ワインディングロードでのスポーティな走りを両立。長距離ツーリングを楽しむライダーに最適です。
- CBR1000RR FIREBLADE: レースで培われた技術を投入したスーパースポーツバイク。[68] 高回転型エンジンとVTECの組み合わせにより、圧倒的な加速性能を実現。サーキット走行を楽しむライダーにおすすめです。
4. VTECエンジン搭載バイクはどこで買える?

新車はどこで買える?
VTECエンジン搭載バイクの新車は、ホンダの正規ディーラーで購入することができます。 ディーラーでは、試乗や見積もり、 financing の相談など、様々なサービスを受けることができます。
中古車はどこで買える?
中古車市場では、GooBikeやバイクブロスなどのバイク情報サイトで、VTECエンジン搭載バイクを探すことができます。 また、バイク王などの大手中古バイク販売店でも、VTECエンジン搭載バイクを取り扱っている場合があります。
並行輸入という選択肢も!
国内で販売されていないVTECエンジン搭載バイクを、海外から輸入するという方法もあります。 並行輸入業者に依頼することで、希望の車種を輸入することができます。ただし、並行輸入車の場合は、国内で販売されているバイクとは仕様が異なる場合があり、メンテナンスや部品の入手が難しい場合もあるため、注意が必要です。
5. VTECエンジン搭載バイクの選び方

走行シーンで選ぶ
VTECエンジン搭載バイクを選ぶ際には、まず、どのようなシーンでバイクを使うのかを考えましょう。 街乗りメインなのか、ツーリングメインなのか、サーキット走行も楽しみたいのかなど、自分の riding style に合ったバイクを選ぶことが大切です。
例えば、街乗りメインであれば、軽量で取り回しの良いネイキッドタイプがおすすめです。ツーリングメインであれば、快適なライディングポジションと積載能力の高いツアラータイプがおすすめです。
エンジン特性で選ぶ
VTECエンジンは、車種によって、VTECの作動回転数や出力特性が異なります。[69] 例えば、CB400 SUPER FOURのHYPER VTEC Revoは、6,300回転でVTECが作動し、高回転域までスムーズに吹け上がります。[67] 一方、VFR800FのHYPER VTECは、6,400回転で作動し、より力強い加速感を味わえます。 自分の好みに合ったエンジン特性のバイクを選びましょう。
車両の状態をチェック!中古車購入時の注意点
中古車で購入する場合は、車両の状態をよく確認することが大切です。 特に、VTECエンジンは精密な機構を備えているため、以下の点に注意して確認しましょう。
- エンジンオイル漏れやにじみがないか
- エンジン始動時に異音がないか
- VTECの切り替わりがスムーズか
6. VTECエンジン搭載バイクの維持費は?

燃費性能
VTECエンジンは、バルブの開閉制御によって燃焼効率を高め、優れた燃費性能を実現しています。 車種や走行状況によって異なりますが、リッターあたり20km~30km程度は走ると言われています。[70]
税金・保険料
250cc以下のバイクは軽自動車税、251cc以上のバイクは自動車税がかかります。 また、排気量に応じて自動車重量税も必要です。任意保険料は、年齢や等級、補償内容によって異なります。
メンテナンス費用
VTECエンジンは、精密な機構を備えているため、定期的なメンテナンスが必要です。 オイル交換、フィルター交換、バルブクリアランス調整など、費用がかかります。 年間で50,000円~70,000円程度と見積もっておくとよいでしょう。
7. VTECエンジン搭載バイクのカスタム

エンジンチューニングでさらなるパワーアップ!
VTECエンジンの性能をさらに引き出すために、エンジンチューニングを行うことができます。 ボアアップやカムシャフト交換、ECUのセッティング変更など、様々な方法があります。
排気系カスタムでサウンドとパフォーマンスを向上!
マフラー交換など、排気系をカスタムすることで、排気効率を向上させ、パワーアップを図ることができます。 また、マフラーの形状や材質によって、排気音が変化するため、好みのサウンドにカスタマイズすることも可能です。
サスペンションカスタムで走りを極める!
サスペンションをカスタムすることで、ハンドリング性能を向上させることができます。 純正よりも調整幅が広い社外品に交換することで、プリロード、減衰力などを細かく調整し、自分のライディングスタイルや走行状況に合わせたセッティングにすることができます。
外装カスタムで個性を演出!
カウルやフェンダーなどを交換することで、バイクの見た目を変えることができます。 また、カスタムペイントを施すことで、自分だけのオリジナルバイクを作ることも可能です。
8. VTECエンジン搭載バイクに関するFAQ

VTECエンジンは壊れやすいってホント?
VTECエンジンは、精密な機構を備えていますが、適切なメンテナンスを行えば、壊れやすいということはありません。 定期的なオイル交換 や、オイルフィルターの交換 、エンジン自体のメンテナンス をしっかり行うことが大切です。 特に、VTECの作動油としても機能するエンジンオイルは、高品質なものを選び、定期的に交換することが重要です。
VTECエンジンの燃費って実際どうなの?
VTECエンジンは、低回転域では燃費性能を重視したバルブ制御を行うため、比較的燃費が良いです。 車種や走行状況によって異なりますが、リッターあたり20km~30km程度は走ると言われています。[70]
VTECエンジン搭載バイクは初心者でも大丈夫?
VTECエンジン搭載バイクは、初心者でも問題なく乗ることができます。 VTEC機構により、低回転域では扱いやすく、高回転域では力強い加速を楽しむことができます。ただし、大型バイクの場合は、車体が大きく、重量もあるため、ある程度の体力と運転技術が必要です。
VTECエンジンのメンテナンスで注意することは?
VTECエンジンのメンテナンスは、専門のバイクショップに依頼することをおすすめします。 オイル交換やフィルター交換など、基本的なメンテナンスは自分でも行えますが、バルブクリアランス調整など、専門的な知識が必要なメンテナンスもあります。 特に、VTECエンジンには、高粘度のオイルを使用することが推奨されています。 これは、VTEC機構がオイルの粘度変化に敏感で、油膜切れを起こしやすいという特性があるためです。 エンジンオイルを選ぶ際には、この点に注意し、専門家の意見を参考にすると良いでしょう。
VTECエンジンって、環境性能はどうなの?
VTECエンジンは、燃費性能の向上だけでなく、排ガス中の有害物質の削減にも貢献しています。 環境問題への意識が高まる現代において、VTECは環境性能にも優れたエンジンと言えるでしょう。
9. まとめ

VTECエンジンは、ホンダが開発した革新的な可変バルブタイミング・リフト機構。低回転域では燃費とトルクを、高回転域ではパワーを向上させる、まさに「いいとこ取り」のエンジンです。
残念ながら、現在VTECエンジンを搭載した250ccバイクは販売されていませんが、CB400 SUPER FOURやVFR800Fなど、他の排気量クラスでは、VTECの魅力を存分に味わえるバイクがラインナップされています。
この記事を参考に、VTECエンジンの魅力を体感できるバイクを見つけて、刺激的なライディングを楽しんでください!

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